職業は人々の生活や社会にとって重要な意味をもっています。職に就くということは、生きるための生活手段でもありますが、社会の一員として職を通して社会に貢献していくことでもあります。人にはそれぞれの個性があり、その人なりの生き方があります。どのような仕事をするかは、自分の適性(性格や性質が、その物事に適していること)をよく考えて選ぶことが大切です。どのような仕事を選ぶにしても、社会的使命を感じ、自分らしく誇りをもって、いきいきと過ごせるようにしたいものです。

職業には、経験を積み重ねて努力しなければできないもの、制度や法律によって定められた資格を習得しなければ、就けない職業もある。特別な専門知識や技術を要するものを専門職といい、歯科衛生士が当てはまります。

歯科衛生士になるには、高等学校を卒業後、歯科衛生士養成機関(専門学校、短期大学、大学)を受験して入学します。修業年限は平成22年4月1日までにすべての養成機関は、3年制以上になり、歯科衛生士として求められる知識(解剖学、病理学、薬理学など30科目以上)や技術(歯科予防処置、歯科診療補助、歯科保健指導)を習得します。

養成機関を卒業すると国家試験(歯科衛生士国家試験)の受験資格が得られます。(養成機関を卒業だけでは歯科衛生士の資格は得られません)

そして、毎年3月初旬に実施される国家試験に合格すると、厚生労働大臣が歯科衛生士名簿に登録し、歯科衛生士免許証が与えられ、歯科衛生士として職につくことができます。

 

歯科衛生士を志そうと思われている皆様、歯科衛生士養成校の見学会やオープンキャンパス、本会が行なう説明会にご参加され、歯科衛生士の職業をより深く理解して頂きたいと思います。

 

【引用】

最新 歯科衛生士教本 歯科衛生学総論  全国歯科衛生士教育協議会 監修

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